2019年8月26日 (月)

CB750Four K-1 のセミレストア (1) その12

日曜日のショップには、またまた沢山のお客様がいらっしゃいました。こうなるとバイク談義に花が咲くんですよねぇ。簡単な整備や調整等々。もはや仕事を忘れた時間でした。

さてさて、とりあえず表題のお仕事も確実に進めていますからご覧頂きましょう。

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偏摩耗のあったスターティングギアとワンウェイクラッチを新品に交換して組み込みます。

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で、元々付いていたカバーがこれなんですが、傷も酷いけどそれより大きな問題があったんですよ。

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ここなんですけどね、割れちゃっているんです。それでここからオイル漏れしていたんですよ。

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内側から見れば一目瞭然。さてさてどうしたものか。

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それで、手持ちの部品と交換する事にしました。だって、割れたカバーを新品にすれば他のカバーとのバランスが悪くなる。修理出来なくもないけど、溶接肉盛りしたところを研磨すれば、そこだけの研磨という訳にはいかない。仕上がりのバランスを考えると近寄った光沢のカバーに交換したほうがより自然です。

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このカバーも傷はあるけど、元々付いていたカバーよりはマシかと。

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割れもないからオイル漏れしないし。とりあえずこれを使って仕上げる事にしますか。

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さてと、フィールドコイルとステーターコイルの端子を交換しますか。50年前の部品なので端子は劣化していますからね。

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こんな感じで修理完了です。

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さて、続いてセルモーターの分解をしましょう。

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予想よりは綺麗でしたね。まだ十分使えますが、折角分解したのでクリーニングと部品交換する事にします。

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中はこんな感じ。早速クリーニングしましょう。

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カーボンブラシはまだ使用限度以内なんですが、折角なので交換しますね。

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モーターシャフトの傷も均して組み立てましょう。

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こんな感じで組み立て完了ですね。ハウジングのOリングはもちろん交換しますよ。

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これで完成。Oリングももちろん交換。分解整備の際はOリンク、オイルシール、ノックピンは例外なく再使用禁止ですから。

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と、こんな感じで左側の組み立て完了です。

さてと、本日はクラッチの組み立てをしますか。

次にお待ちのK0の交換パーツも手配しなきゃならないし、まだまだやらなきゃならない事が山積しています。

さあ、今日も頑張ってお仕事しましょう(^-^)v

2019年8月25日 (日)

CB750Four K-1 のセミレストア (1) その11

土日はお客様が沢山おいでになります。茨城県からわざわざ軽トラックに積み込んで愛車を持ち込んでくれたオーナー。遠路にもかかわらずホントにありがとうございました。キチンとフルレストアしてお返し致しますね。

また、CB1100Fのマフラー交換。社外製のマフラーの取り付けは幾分楽ですが、純正マフラーの取り付けとなるとこれがまた意外と大変なんです。でも、何とかキチンとマフラーも収まり、燃調も回復されたとの事でホントに良かったです。

CB750Fのおーなーについては、オイル漏れとエンジンからの異音。とりあえず見させて頂き、対策をご提案させて頂きたいと思います。

と、こんな感じで1日が終わっちゃいました。

でも、表題の修理もちょっとだけ進みました。

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スクリューのカシメが強すぎて分解出来なかったワンウェイクラッチでしたが、スクリューの頭を揉み取ってしまえばいとも簡単に分解出来ます。

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ガイドプレートを修正・交換して組み立てに入ります。

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こんな感じで完成。スターティングギアに偏摩耗があった場合、必ずここも変形や摩耗していますから、ギアの交換だけでなくここもキチンと直さないと再び同じ症状になります。スターティングギアは既に廃番。でもアフターマーケットから出ていますからそれを使いますが、純正じゃないので強度的にはちょっと落ちるかも。でも、無いよりマシですよね。

と言う事で本日は日曜日。またお客様がいらっしゃるかな?賑やかな日曜日のショップの開店でーす(^-^)v

2019年8月24日 (土)

CB750Four K-1 のセミレストア (1) その10

お盆が終わったら8月はあと1週間だけ。ホントに早いなぁ。39度越えの時もあったけど、30度予想の今日はとても涼しく思えるようになりました。もうすぐ収穫の秋ですね。

さてと、組み立ての終わったクランクケースを合わせて先に進める事にしましょう。

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クランクケースを合わせます。慣れると簡単なんですよ。ボルトを入れる前にスムーズにシフト出来るかどうかを確認します。

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続いてオイルポンプの点検です。分解前のポンプユニットはご覧のように汚れていますから、これもキチンと洗浄しないと。

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ユニットを二つに割ります。

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それから洗浄しながらパーツの点検を行うんですよ。

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必要があればトロコイドは交換しますが、このポンプは大丈夫みたい。スクリーンが劣化していたので新品に交換しました。

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オイルパンを取り付けて完了です。

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エンジンスタンドを取り付けてエンジンを起こします。これからサイドのパーツを組み込んでいくんですよ。

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ベアリングホルダーですが、ここのベアリングの抜き方かを知らないショップがあるみたいです。他店がオーバーホールしたエンジンの2度目3度目のやり直しをやった事も多くありますが、ここのベアリングだけ交換されていないものが結構あるんです。

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下の赤丸の中に見えると思いますが、ワンウェイクラッチローラーが暴れて変形しているんですよ。それで分解しようとしたんですが、強靱なインパクトドライバービットが割れちゃった。カシメが固すぎてスクリューが取れないんですよ。

さてさて、どうやって外すかなぁ・・・・。ローターは手持ちの部品が何個かあるから交換すれば良いだけの話なんですが、このままギブアップしたくないし。

本日はこの続きをやろうかなと思います。とりあえず分解してみますね。外す方法はあるので何とか挑戦してみたいと思います。

と言う事で本日もお仕事なんですが、本日はご来店修理の予約が数件入っているのでそっちを優先します。ちょっとだけ涼しくなってきましたから、みんなバイクに乗りたいんだよね。

では、開店しまーす(^-^)v

2019年8月23日 (金)

CB750Four K-1 のセミレストア (1) その9

エンジンの交換用部品が届きましたから、早速組み立て作業に入りました。傷んでいたエンジンだったので交換部品もそれなりにありましたけど、完全に修復してあげたいと思います。

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アッパーケースです。折損したボルトを内燃機屋さんから抜いてもらったんですが、結局は揉み取ってヘリサートを入れなければならないほど固着していたんです。

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さあ、新しいクランクベアリングを入れて組み立てましょう。

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プライマリーシャフトとミッションを分解して洗浄・点検します。あれれ??

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セカンド・サードギアなんですが。ドックがかなり摩耗していました。これぐらい摩耗していると3速はいとも簡単に抜けてしまいます。交換しようにも純正部品は無いし。かと言ってアフターマーケットでも38,000円ぐらいするんですよ。どうしようかなぁ・・・・。

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左が元々入っていたギア。右は私の手持ち部品です。中古なんだけど状態は良好です。仕方ない、この部品に交換して組み立てる事にします。

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プライマリーシャフトのベアリングも下の新品に交換します。

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続いてコンロッドを組み立てます。コンロッドベアリングはもちろん新品を使います。

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こんな感じでアッパーケースの組み立ては完了しました。

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続いてロアーケースの組み立てを始めます。ロアーケースに打ち込まれているベアリングももちろん交換します。既にガタが出ていましたから。

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高価な部品なので様子を見て交換するかどうするかと思っていたんですが、左が元々入っていた部品です。テンショナーローラーが既に硬化していました。こうなると交換しかないですね。こんなのが1万円以上するんですよ。手に入るだけ良いか・・・・・。

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カウンターシャフトのドリブンギアを洗浄して確認します。こっちは異常なしでした。

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続いてシフトフォークです。曲がりもなく異常摩耗もありませんでした。

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キックシャフトとアイドラーギアです。こっちも維持用摩耗は無し。洗浄して組み立てます。

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これでロアーケースの組み立ては完了です。

あとはケースを合わせるだけ。とりあえず昨日はここまで進みました。

3速はホントに抜けやすいんですよ。当ショップでは3速ギアが抜けにくくするための加工を行って組み立てています。もちろんこのエンジンも同じです。

さあ、作業を進める事にしましょう。早くエンジンを組み立ててあげないと。

本日もお仕事でーす(^-^)v

 

2019年8月22日 (木)

CB750Four K-1 のセミレストア (1) その8

ムシムシした一日でした。先週よりは幾分暑くはないのですが、湿度が高く汗が乾きません。早く秋にならないかなぁ・・・・。

さてと、リヤ廻りの洗浄をしていますが、なかなか汚れが落ちない! こうなったらガソリンで洗うしかありません。ガソリンの方が洗浄力が高いんです。火気厳禁で格闘しました。しかし、ガソリンを使っての洗浄はホントに久しぶりです。

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リヤホイールのベアリングを抜き取ります。触ったら既にガタガタ。これで良く車検を通したなと感心しますよ。

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外したリヤホイールのベアリングです。こんなになるまで交換されなかったとは・・・・・・。

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汚かったリヤハブでしたが、ここまで綺麗にしました。それでは組み立てに入りましょうか。

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新しいベアリングを打ち込みます。リテーナーを取り付けたら今度は反対側のベアリングを打ち込みますが、ここが肝心。打ち込みすぎはベアリングを痛めますし、緩ければ同様にベアリングを痛めます。ここはプロの勘所ですね。

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ホイールダンパーは洗浄して再利用する事にしました。もうちょっと使えそうですからね。何でも新品に交換すれば良いというものではありません。使えるものは使える状態にして使う。私のポリシーです。

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もちろんここのOリングも交換します。使うグリスはシリコングリスです。カップグリスじゃありませんよ。

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こんな感じで組み上がりました。

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ドラムブレーキの内部もこんな感じでクリーニングしました。これならキチンとしたブレーキの性能を発揮するでしょう。

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さあ、スイングアームを組み立てましょう。まずはピボットシャフトを改良します。硬いシャフトは通常のドリルでは歯が立ちませんから専用ドリルを使います。

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タップでネジを切ったら汎用のグリスニップルを取り付けます。これで部品の交換も容易になるばかりでなく、確実なグリスアップが出来ますから。

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傷があり痛んでいたピボットブッシュやセンターカラーを新品に打ち替えます。

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打ち込みはハンマーで叩くんじゃありません。油圧プレスで圧入するんですね。叩くと変形しますよ。

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組み上がったらリヤホイールを取り付けます。

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オイル漏れしていたリヤサスは新品に交換します。

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欠落していたフインカーステーは純正品を使って組み立てます。しかし、いい加減な整備を受けていたCBでした。キチンと整備してあげないと可愛そうですよね。

さあ、エンジン部品も届いたし、本日からエンジンの組み立てに入りましょう。フロント廻りの整備はエンジンを乗せてからの方がやりやすいんですよ。

と言う事で本日もお仕事でーす(^-^)v

2019年8月21日 (水)

CB750Four K-1 のセミレストア (1) その7

雨模様のお天気でしたから、ちょっとは涼しいかな? 扇風機の風が気持ちよい気温でした。

さて、エンジン部品がまだ届いていないので、足廻りの整備を先にやる事にしましたけど、ここが酷かった。ご覧下さい。

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では、リヤ廻りから始めましょうか。

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ウインカーは振動に弱いのでゴムダンパーを介さなければならないのに。組んだ人は素人さんだったのかな? インナーフェンダーも割れていたので、とりあえず修理します。

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割れた箇所をVカットしてプラリペアを盛っていきます。でも、これだけだと強度が足りないので・・・・

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二液性のエポキシ樹脂とガラスクロスを使って補強します。これで大丈夫ですね。あとは黒色のスプレーを吹けば目立たなくなります。

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スイングアームにオイルが付着していたので気になり、ショックを分解してみたらこの通り。オイル漏れですね。交換が必要です。

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なかなか抜けなかったスイングアームピボットボルトを何とか抜いたらこの通り。完全な潤滑不足。

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それで、スイングアームピボットブッシュを打ち抜いたんですが、やはり傷がありますね。スイングアームのガタはこれが原因です。

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打ち替えが必要ですね。というより初めての打ち替えみたい。

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センターカラーには酷い傷が。昔はグリスアップなんてしなかったんだろうなぁ・・・・。

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消耗部品を打ち抜いたスイングアームはとりあえず洗浄します。そして次はリヤホイールですが・・・・あれ?・・・かなり長い間乗っていなかったみたい。

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ブレーキパネルはこの通り。おいおい、車検整備を受けていたの? クリーニングしているとは言えない汚れ方ですよ。

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ブレーキシューの厚みは使用限度以内。しかしこのシュー、材質から勘案するとかなり前のものでしょ?多分30年ぐらい前のもの?

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スプロケットフランジは製造されてから初めて開けたみたいに汚れてる。ベアリングはもうダメですね。

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とりあえず洗浄しました。凄い汚れでしたよ。早速ベアリングを打ち替えました。

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で、こんな感じに組み立て完了。ダストシール、ベアリングリテーナーはもちろん新品。ドリブンスプロケットももちろん交換しました。だって、オープンチェーンなんて使えないもの。シールチェーンに交換します。

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裏側もこの通り。キチンと綺麗にしましたよ。

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次はブレーキパネルですね。まずは分解してみましょうか。

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真っ黒!キチンとした車検整備を受けていない証拠ですね。ブレーキカムはグリス切れで既にドライでした。

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格闘してここまで綺麗にしました。ブレーキはライダーの最後の命綱です。その整備を怠るという事はそのライダーが死んでも構わないという事になります。

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さて、このシュー・・・・・、どうしようかなぁ・・・・・・。とりあえず洗浄してみるか。

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ここまで綺麗にしました。何とか使えそう。

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これなら大丈夫かと。試運転してみてダメなら交換する事にします。

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ブレーキパネルが組み上がりました。ブレーキの整備をキチンとしていればさほど汚れないはずなんです。

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フェルトリングを交換します。ドライで入れるんじゃありませんよ。オイルを染み込ませてもいけません。何を塗るのかって?もちろんシリコングリスを染み込ませてから取り付けます。雨などが侵入しないようにするにはシリコンが一番ですからね。オイルだと流れ出てきちゃうでしょ?

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さてと、いよいよクライマックスですね。この汚れ、どうしましょ? とりあえず時間切れとなりましたので、この続きは本日となります。

どうやってクリーニングするかなぁ・・・・・・。まだまだ格闘は続きそうです。

では、お仕事始めますか(^-^)v

 

 

2019年8月20日 (火)

CB750Four K-1 のセミレストア (1) その6

雨が降りそうなお天気でしたから、朝から湿度の高い事! ガレージで何もしていなくても汗が止まりません。こう言う時、部品洗浄していると毛穴から洗い油が入り込み、肌荒れするんです。でも避けて通れない作業ですから、油まみれと汗まみれでお仕事していました。

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何とか使える目処が立ったクランクシャフトを洗浄します。まずはケミカルでオイル通路を洗います。オイル通路にはメクラ部分がありますから、その部分のスラッジを洗い流さなきゃならないんです。そのためにケミカルを使っています。

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ケミカルを使ったあとは高圧洗浄ガンを使って徹底的にメクラ部分のスラッジを掻き出します。この時、ガレージの中は凄い油霧で呼吸も出来なくなるんですよ。それでようやく完了。こんな状態になりました。

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ねっ、ジャーナル部の傷もある程度消えたでしょ? 計測したら基準内の寸法でしたから、これなら再利用出来ます。

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続いてコンロッドの重量合わせをします。オリジナルだとこれぐらいの誤差は当たり前。エンジンの振動軽減のために重量合わせをします。

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こんな感じですね。こうやって4本のコンロッドの重量を全て同じにするんですね。この効果はホントに高いです。エンジンの振動がホントに低減しますから。

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重量合わせが終わったらコンロッドベアリングを見ます。これはもう全滅ですね。全て交換します。

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だってこれだもの。長期間眠っていたエンジンをいきなり起こすとこうなるんです。

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コンロッドの洗浄も完了です。綺麗になったでしょ?

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傷のあったスモールエンドもホーニングで綺麗になりました。寸法も限度以内ですから大丈夫ですね。

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つづいてプライマリーですね。ダンパーとクラッチバスケットを分解します。そして洗浄が終わったらベアリングを交換するんですね。

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こんな感じですかね。とにかく部品は全て徹底的に洗浄します。そうしないと傷や偏摩耗が見えない時があるんですよ。

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ファイナルドリブンシャフトです。チェーンへの自動注油のための穴を塞ぎます。シールチェーンへのエンジンオイル注油は厳禁ですからね。シールを傷めちゃうんです。

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洗浄が終わったら組み立てに入りますが、下の2個は元々入っていたベアリング。上の2個が新品の交換用のベアリングです。

元々入っていた深玉単列のベアリングでは重いシールチェーンに耐えられません。K2以降になるとここは複列の深玉ベアリングになるんです。でも、K0とK1はシャフトの形状がK2以降と異なり、複列ベアリングが使えないため、ローラーベアリングに変更するんですね。こうする事で強度はノーマルの比ではありませんから、重いシールチェーンやボアアップに伴うエンジンのパワーにも耐えられるようになるんです。まあ、そのまま使うショップもあるようですが、私はこんな感じでパワー対策しているんですね。

さてと、今日はこの続きをやりたいんですが、まだ部品が揃っていないんですよ。仕方ないのでエンジンはひとまず休止して足廻りの分解点検を始めたいと思います。

では、お仕事開始しましょうか(^-^)v

 

2019年8月19日 (月)

CB750Four K-1 のセミレストア (1) その5

暑さもピークを過ぎたと思うんですが、それでもまだまだ34度越えです。いい加減涼しくならないかなぁ・・・・・・。

お休みは新潟CB会のメンバー達で賑わう当ショップ。来年には落ち着いてお茶が飲める場所を作りたいと思います(^-^)  しかし昨日はタイヤ交換で忙しい一日でした。みんな乗っているんだなぁ・・。私もたまには乗りたいんですけどねぇ。

さて、そんな事で表題のお仕事はあまり進みませんでしたが、とりあえず洗い油の交換をしなきゃ、と言う事で準備を始めました。汚れの激しい部品を一気に洗ってしまうんです。

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通常は洗い流しを使わず個別で洗っているオイルタンクですが、どうせ洗い油を交換しますから大胆に洗い流しで下洗浄します。とりあえず中を覗くといつものように大量のスラッジが。さてさて、それでは洗浄を始めましょう。

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こんなスラッジの塊が大量に出てくるんですよ。エンジンオーバーホールした際のオイルタンク洗浄は必須作業なんです。

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で、洗い終えるとこんな感じ。底まで綺麗に見えるでしょ?写真だと3カットで終わるんですが、ここまで仕上げるのにとっても時間がかかるんですよ。高圧洗浄ガンなども使って徹底的に洗いますからね。

さてと、大物の汚れた部品を洗い終えたので、洗い油を抜き取って交換しますか。全容量85リットルですからね。タンク内もキチンと洗わないと。とっても大変な作業なんですよ。

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新しい洗い油を入れました(^-^)  気持ちいいですねぇ。下洗いした部品ももう一度洗い直します。

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さてと、外したクランクシャフトのジャーナル部の傷をある程度綺麗にしないと。ちょっと傷が入っているんですよ。

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ジャーナル部を簡易研磨してみました。ある程度の傷が消えたので再利用出来るかな? この後でマイクロメーターを漬かって計測したんですが、何と基準以内だったんです。と言う事は再利用可能ですね。

昨日の作業はここまででしたから、本日は部品の洗浄をしようかなと思います。汚れているクランクシャフトも綺麗にしなきゃ。そういえばちょっと傷のあるコンロッド小端部のホーニングもしなきゃ。こいつも再利用出来れば良いんだけど。

と言う事で、お仕事始めましょうか。そういえば本日から殆どの皆さんがお仕事開始ですね。熱中症に気をつけてお仕事頑張ってください(^-^)v

2019年8月18日 (日)

CB750Four K-1 のセミレストア (1) その4

そうか、世間はまだお盆休みなんですよね。今日まで9日連休という方もいらっしゃるとか。当ガレージは無休でしたけど(^-^) と言うより、整備自体が私の趣味ですから、毎日趣味を満喫しているという感じかな。楽しんで毎日お仕事させて頂いています。

昨日はタイヤ交換やらオイル交換、新潟CB会のメンバー達も遊びに来てくれましたから、楽しい1日を過ごさせて頂きました。1日中バイクに漬かってのお仕事ですから、これはもはや趣味の延長と感じている私は変態か??

でも、表題のお仕事もキチンとやっていましたよ。

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傷の付いているシリンダーはボーリング、ヘッドはバルブガイドの打ち替え、シートカット、バルブのリフェイス、摺り合わせのため内燃機屋さんに送らないと。と言う事で外したバルブステム径の計測をしました。

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吸気バルブのステム径は使用限度内ですから再利用出来ますね。曲がりもなかったし。

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排気バルブも同様に合格でした。

この後、全ての部品を洗浄して箱詰め。内燃機屋さんに送付したんです。早く帰ってこないかな(^-^)

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汚かったロアーケースも洗浄しました。ここまで綺麗になるんですね。

さてと、本日は残りの部品洗浄を行い、洗い油の交換をしなきゃ。いくら濾過装置付きと行っても洗い油はやはり汚れますからね。100Lの洗い油交換は大変なんですけど、これもやらなきゃならないお仕事ですから。廃油は業者から引き取ってもらいます。もちろん垂れ流しになんてしていませんよぉ。

よって、洗浄の終えたパーツは下洗いという事なんです。荒い油を交換したらもう一度洗浄し直すんです。洗浄はオーバーホールの基本です。こいつが出来ていなければ仕上がりにも大きく影響しますから。

さてと、それではお仕事始めますか(^-^)v

2019年8月17日 (土)

CB750Four K-1 のセミレストア (1) その3

雨が降ったおかげで気温もグッと下がりました。と言っても33度でしたけど(^-^) 幾分涼しくなるかなと期待していたのに、湿度がグッと高くなったのでまるでフィリピンにいるみたい。噴き出た汗が乾かないんですよ。早く涼しくならないかなぁ・・・・・。

さて、エンジン分解を進めていく事にしますか。以前に腰上だけオーバーホールされたエンジンだという事が解ったので、腰下はさほど問題ないかと期待しています。何故って、素人さんがいじったエンジンは壊れている事が多いからなんですよ。修理したと言うけど、実は壊してしまったエンジンも多いんです。

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ではクランクケースを割る事にしましょう。きっと汚いんだろうなぁ・・・・。

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期待通りですね。50年前のエンジンなんてこんなもんです。

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スモールエンドの傷ですが、深い傷じゃないのでもしかしたらホーニングで直せるかも。

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クランクジャーナルの傷はこんな感じ。悩む傷ですねぇ。直してみようかなぁ・・・・・・。

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あとで計測してどうするか決めたいと思います。この傷は長く眠っていたエンジンをいきなり始動させた事によって付いてしまった傷です。手順を踏まないと傷つけてしまうんですよ。もちろんこのままでも使えますが、エンジンの寿命は極端に短くなってしまいます。よって、段差を無くす加工をしないと。

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クランクケースを縫うボルトが折れました。前側の4本のボルトはボルト穴が外部に貫通しているため、そこから入り込んだ水でボルトが錆びるんです。錆は膨張しますからそれで噛み込んでしまい、折れたボルトすら抜けない事があります。折れたボルトを外す方法はいろいろありますが、素人さんは内燃機屋さんに依頼した方が賢明です。間違ってもエキストラクターを使わない事。もし、折れようものならボルトの抜き取りは更に困難を極めてしまいますから。

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クランクベアリングに傷があります。さほど深刻な傷ではありませんが、交換した方がよろしいかと思います。

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まだ再使用可能なクランクベアリングもありますが、セット交換が常識ですからね。交換する事にしましょう。

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ロアーケースのクランクベアリングももちろん交換です。

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しかし、ケース内の汚れが酷いなぁ・・・。こりゃ格闘に時間がかかりそうです。

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錆び付いてどうしても抜けないノックピンは、一回り小さなドリルを使って削り取ります。動かないようしっかりシリンダーを固定してセンター出ししてから行います。薄くなったノックピンはこんなプライヤーで回すといとも簡単に抜けてくれるんです。

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こんな感じですね。エンジンオーバーホールの際、ノックピンは必ず交換しなきゃなりません。使い回しているショップも多いんですが、感心出来ませんねぇ。前に腰上をオーバーホールした時、その人はノックピンの交換を怠ったんです。それがこんなに錆びるって知らなかったんでしょうね。それとも外せなかったから使い回したのかな?だったら始めから触らない方が良かったと思います。

さて、とりあえず交換しなきゃならない部品が見えましたから、純正部品を拾い出して発注しないと。そしてピストンやバルブガイドも発注して内燃機屋さんに出さなきゃ。今日は半日ぐらい机に向かって発注作業します。整備の続きは午後からと言う事で(^-^)

では、本日も頑張ってお仕事しましょう(^-^)v

«CB750Four K-1 のセミレストア (1) その2

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